チタン豆知識

本文の始まりです

お父さんのゴルフクラブとキャンプ用品のお皿は同じチタンなの?

チタンの種類


チタンだけでできた金属を純チタンと呼びます。
それに対して、色々な金属をまぜたものを合金(チタン合金)と呼びます。
チタンはこの合金にすることによって、さらに、使いやすくなっていくのです。
ここでは、チタン合金を分かりやすく3種類にまとめてみました。

特徴のところで少し触れましたが、チタンは885℃の高温で変身する金属です。
この変身前の状態を安定させて合金にしたものを『α合金』と言います。
α合金の特徴は、たわむ力がさらに強化されていることです。
強い力で曲げても、元に戻るのが、このα合金です。

反対に変身後の状態を安定させて合金にしたものを『β合金』と言います。
β合金は熱を加えることによって、非常に高い強度を得ることができます。
α合金と比べると、たわむ力は弱いものの、固くて曲がりにくく、塩水や酸などの薬品にも、とても強いのが、その最大の特徴です。

そして、最後が『α+β合金』です。
これは変身前と変身後のいいところをあわせ持つように作られました。
適度な強さを持ち、曲げて元にもどる力も申し分ありません。


つまり、ひとことで“チタン”と言っても、実はその用途に応じて、様々な種類のチタンが選ばれて使用されているのです。
お父さんのゴルフクラブが、軽くて強く、さらに、シャフト部分にはたわむ力が求められ、ヘッド部分では非常に強い硬度が求められているならば、それぞれの部分に最適なチタンが使用されます。
キャンプで使うお皿が、熱いスープを注いでも手を火傷しない事が重要なら、熱伝導率の低いチタンが選ばれるわけです。


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